役者必読!成長する上で読むべき本3選

あなたはこのような悩みを持っていませんか?
・役者として成長したい!
・本は読むけど、役者として役にたつ書物を読みたい

役者が成長する上で、必読!といえるものは、
・アリストテレスの「悲劇論」
・橋爪大三郎著「心はあるのか?」
・ベルクソン著「笑い」
です。

私、三天屋 多嘉雄(みそらや たかお)は、10年以上もの期間役者を、そして監督・脚本家を生業としてきました。その経験として、役者が成長する上で読むべき本について、詳しくお話させていただければと思います。

監督・脚本家 三天屋 多嘉雄(みそらや たかお)

東京工業大学大学院 社会理工学価値システム 文化人類学 学術修士取得。 芸歴80年・松尾芸能賞(※1)受賞者の沢竜二に弟子入りし、10年に渡り修行。 弟子入りしてわずか3年という沢一門でトップクラスのスピードで花形座長になり、年間400本を超える舞台に立つ。 ニューヨークでの一座公演を成功させ、当時の地元紙に取り上げられる。 企業ドラマ「人生のメソッド」シリーズの脚本・監督を務め、大賀屋薬局編、英進館編、明治産業編など合計で83.9万回以上Youtubeで再生される。 (※1)松尾芸能賞とは、高倉健や西田敏行など名だたる演劇人に与えられる賞。

https://fuku-you.jp/about/

役者とは、人の心を考え抜くプロです。

となると、役者は、人間の感情・思考を深く広く考えることにチャレンジし、解釈をしなくてはいけません。その上で、原点にして全てはここにあり!という本をご紹介します。

アリストテレス「悲劇論」

オススメトップは、アリストテレスの「悲劇論」です。
実は、演技とは…全て悲劇論で完結しています。
カタルシスなんて言葉も、実はアリストテレスの言葉です。演劇をする上で、大事なことが悲劇論に詰まっています。
アリストテレスからの引用ではありますが、私もよく「演劇とは模倣である」とあなたにお伝えしてきました。そのくらい演劇をする上で、すべての根幹をなすものがアリストテレスの「悲劇論」と言っても過言ではありません。

橋爪大三郎著「心はあるのか?」

次に、オススメしたいのは橋爪大三郎著「心はあるのか?」という本です。
「心はあるのか?」では、言語ゲームについてわかりやすく解説されています。つまり、古今東西に色々な考え方がありますが「この考えってそもそもなんだろ?」って話が書かれています。
オセロー(ヴェニスのムーア人)のように妻の不倫を疑い、怒りにまかせて妻を殺してしまった役を演じるとしましょう。その時、オセローの怒りの感情は、当然のように沸き起こるものだろうか?もし仮に、一夫一妻ではなく、一婦多夫があたりまえの社会なら、怒りの感情も起こらないわけです。

ベルクソン著「笑い」

ベルクソン著「笑い」もオススメです。「笑い」もすでに偉大な哲学者が、笑いについて答えを持っています。
この文脈での笑いは、日本のお笑い芸人の笑いではなく、喜劇における笑いです。有名な内容でいうならば、緊張と緩和も本著で取り上げられている内容です。

演戯は、人間にとって欠かせない本質的な行為です。何も哲学者になったり、知識人になる必要はありません。ただ、役者とは人の心を考え抜くプロですから、本を読み、真理探究に努めたいですね。

成長するために意識ではなく環境を整えよう

役者として成長するために、必読3選をご紹介しました。

今のあなたは「さぁ、読むぞ!」という気持ちなっているはずです。
ところが明日のあなたは、きっと「めんどくさいな」という気持ちになっているはずです。

成長するためには、意識を変えてはいけません。
成長できるような、環境を整えましょう。

一緒に切磋琢磨できる仲間をつくったり、勉強する環境をつくることで半ば「私もやらなきゃ!」という力を働かせるわけです。

私、三天屋 多嘉雄(みそらや たかお)が代表をつとめますFukuyouアクターズスクールでは、あなたに適切な型を身につけるレッスンをし、演技を見る人を感動させるために、感情について学術的に学んでいく環境を提供しております。

Fukuyouアクターズスクール一同、 全力であなたに貢献しますので、役者として成長したい方は、まずはお気軽にHPよりご連絡いただけますと幸いです。

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